一口に縫製工場といってもさまざまな工場があり、自動化したい工程はそれぞれ異なるでしょう。そこで、ここでは工場で製造される製品を5つピックアップし、それぞれおすすめの縫製自動化機械を紹介します。コストを抑えて生産性を高めたい!と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
Tシャツの製造現場でおすすめの機械は、縮絨機、熱転写機、昇華転写機の3つです。大量生産よりも小ロットで質の良いものが求められるようになり、従来のやり方では割に合わないと感じているメーカーも多いはず。小ロットでも効率よく生産できる熱転写機、昇華転写機は今の時代にあった方法といえるでしょう。縮絨機も、伸び縮みしやすいTシャツ素材において欠かせない機械です。
ニットの製造現場でおすすめの機械は、縮絨機と仕上げプレス機の2つです。どちらも生地を真っ直ぐに伸ばし良いコンディションで整えておくもので、縫製前と完成後にそれぞれ使用します。ニットはアパレル製品の中でも特に形が崩れやすいため、こういった作業は必須。自動化することで、美しく機能的なニットを短期間で製作することができます。
インナーウェアの製造現場でおすすめの機械は、接着機です。インナーは大手メーカーでも縫製を手作業で行っていることが多く、時間も手間もかかるぶん高品質なものが出来上がります。ただし、縫製技術があまり高くない場合、作業者によって品質が左右されてしまうことがデメリット。自動化できる部分は自動化することで、製品の品質にムラができず、生産性も高まります。
中でも自動化しやすいのが、無縫製下着です。当サイトがおすすめする接着機を扱うメーカーを1社紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
エアバッグの製造現場でおすすめの機械は、接着機です。安全性が何よりも大切なエアバッグは、強度を確保するために従来はミシンで縫い合わせるのが通常でした。しかし2021年現在では、接着機のみでエアバッグをつくることも可能となっています。高性能な機械を導入して、生産効率の工場につなげましょう。
スーツの製造現場でおすすめの機械は、縮絨機です。オーダースーツのニーズが高まりつつある昨今、生産性の減少が課題となっています。1着のスーツを作るために多大な人件費と時間を費やすのは割に合わないと感じるでしょう。縮絨機を使用すればコンディションを整えた生地をすぐに用意できるため、スピーディーに製作に取りかかれます。自動化できる部分は自動化することで、余裕を持ってオーダースーツに対応しましょう。