熱転写機などの縫製機械の導入を考える際には、自社の工場に合った機械があるかどうかが重要です。
メーカーで扱っている機械数の多いと、たくさんの中からより自社のニーズに合ったものを提案してくれるので、自分に製品の知識がなくても安心して任せられます。
熱転写機 | イツミ |
ハシマ |
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製品取扱い数 | 16種類 | 8種類 |
最大熱温度 | ~230℃ | ~195℃ |
イツミは、開発や加工、塗装、部品製作、組立などの工程を国内にある自社内製工場で一貫対応しているのが特徴です。
この自社責任体制によって、品質を追求した製品製造や小ロット(1台~)注文への対応も実現。
自社内製工場の設備を豊富に揃えているため、幅広いニーズにも柔軟に対応してくれます。
さらに、1年間の充実保証&オンライン(リモート)メンテナンスの提供など、アフターサービスが充実しているため、安心して任せることができます。
その製品の品質の高さから、同業他社にも製品を卸すほど。熱転写機においては、最大熱温度~230℃を実現しています。
※保証条件についての記載はありませんでした。詳細はメーカーに直接お問い合わせください。
「熱の制御(熱板の温度分布、温度バランスの制御)」と、「蒸気の制御(蒸気噴射のバランスや、蒸気の熱板の温度バランスの制御)」の技術が優れているのも注目すべきポイント。
これら2つの技術力により、精度の高い製品づくりを後押しする機械の提供と耐久性の高い製品の提供に努めています。
TP Series 二段式両面熱転写プレス機
MP Series 大型昇華熱転写プレス機
STP Series 真空式昇華熱転写プレス機
昇華転写プレス機
ベトナムや中国など海外にも拠点を置き、製品の製造を行っているハシマ。常に革新的な製品製造に努めており、業界内における世界標準を目指しています。
OEMに対応しているのもポイントです。
芯地接着の簡単なトラブルについて、基本解決の情報はWEB上で確認ができます。
平型オートプレス HP-84A
平型オートプレス HP-5400
エアー駆動式全自動転写用プレス HP-10P-W
エアー駆動式全自動転写用プレス HP-4536A-W
自社に合う納得の熱転写機を導入するには、以下のポイントを押さえて選びましょう。
ラインナップされている機械の種類(数)が豊富なことも大事。選択肢が広がり、より自社に合った製品を提案してくれる可能性が高くこなります。
自社内製工場を持ち、そこで生産しているメーカーがおすすめです。納期の融通を利かせてくれたり、小ロット発注に対応してくれたりといった柔軟な対応が望めます。
メーカーによって技術力は大きく異なります。より性能の良い機械を導入するなら、メーカーの技術面に注目しましょう。熱や蒸気の技術が低いメーカーの場合、機械の故障トラブルや、製品の仕上がりの悪さなどにつながることもあるので、注意が必要です。
メーカーが用意しているアフターサービスやフォロー体制もぜひチェックしましょう。 万が一故障してしまった場合の保証があると安心です。また、オンラインメンテナンスをはじめとしたプラスアルファのサービスもあると、より安心感を持って導入できます。
熱転写機とは、熱転写のシートを使用して対象物に印刷をすることができる、専用プレス機です。
上下から対象物を挟みこみ、熱と圧力を同時に加えてプリントを行います。
熱転写機を導入することで、さまざまな種類の素材にフルカラーでプリントができます。
複数枚の転写を一度に行うことができ、またダブルトレーによってプレス中に次の素材のセッティングを行える等、生産性が大幅に向上しました。これまで対応できなかった大判サイズの要望にも対応可能になり、生産の多様化にも貢献しています。
各社公式HPを確認しましたが、納期についての情報は記載されていませんでした。
各社公式HPを確認しましたが、費用についての情報は記載されていませんでした。
サンリュウはデジタル画像関連の商品を幅広く取り扱っている、技術開発型商社です。取り扱っている商品は幅広く、プリンターやカッティング気などの印刷システムをはじめ、出力素材や耐久出力素材、各種インク、熱処理機など様々。優れた研究開発力を持ちながら、ヨーロッパ・アメリカ・アジア・オセアニアなどの海外諸国を合わせて30社以上もの取引先を抱えるなど、業界にアンテナを張り巡らせ、新しい情報や技術、商品をすばやく取り入れ提供しています。
M-120
M-72
ジャパンポリマークはマーキング手法の一つとして、熱転写に強くこだわりを持って技術開発に邁進してきた企業です。熱転写ラベルの接着技術を通じて、人と人の信頼関係や豊かな価値の創造に徹するという方針により、国内外で著名スポーツアパレル・カジュアルアパレルのブランドラベルや、大手企業用ユニフォームロゴなどの実績を持っています。大型ラベルから小型ラベルまで対応できる効率性重視の機種から、搬送精度を高めた機種まで、様々な着眼点から熱転写機を展開しています。
TRANS JUMBO(JP-5040A)
T-100型熱転写機
熱転写シートやカッティングシート、アイロンシートといった、プリント加工を用途とする様々な機材・工具を販売している会社です。熱転写機のラインナップは豊富であり、多くの用途に対応可能。1996年に印刷可能なポリウレタン素材の熱転写シートを完成させた実績を持ち、オリジナルデザインを簡単にフルカラー表現できるとして、小ロットでTシャツやユニフォーム・バッグにプリントできるとして話題を呼びました。伸縮性や耐洗濯性に優れている点も特徴。
エアーフュージョン
エアースウィンガー
職人やベテランが作業を担っている縫製工場ですが、高い技能が求められる現場を自動化することは不可能ではありません。ここでは縫製工場を自動化することで得られるメリットについて詳しく見ていきます。
さまざまな種類の生地を大量に扱っている縫製工場。大量に入荷された生地を現場へ移動したり、ミシン針で縫ったりなど、縫製工場ではそれぞれが担当の業務をこなしています。縫製工場で利用する機械は、ミシン針や裁断の際に使用する刃物など危険を伴うものが多いです。加えて、重量物を移動させることもあるので、製造現場において危険はつきもの。そして、これらの業務に当たっているのは熟練の職人や経験豊富な作業者です。しかし、安全に作業を進める上で欠かせない職人ですが、定年退職により人手不足となっています。
職人やベテランだからこそこなせていた難しい作業を、新人に任せるのは危険です。とはいえ人手不足を放置しておくわけにもいきません。そこで役立つのが自動化です。縫製工程を自動化することで、危険性のある作業を人が行わなくて済みます。安全性を高められるだけでなく、恒久的に作業を継続することもできるため生産性もアップするでしょう。縫製工場の自動化は、人員不足を解決できる魅力的な方法です。
縫製工場を自動化すると製品の品質レベルを上げられます。職人の技に頼りやすい性質がある縫製工場の製造製品は、属人化するのが難点です。属人化とは、すなわち特定の人物の技能が支えになっている状態を指し、技能を有する職人が欠けると品質が下がってしまいます。ハイクオリティの製品を継続して生産したい場合、人材育成に力を注がなくてはなりません。高い技能を持っている技術者の技を継承する必要があるのです。
しかし、人材育成は根気のいる作業であり、顧客に提供できる製品を作れるまで育て上げるには時間がかかります。その点、縫製工場を自動化すれば短期間で商品のクオリティを上げることが可能です。作業が属人化しないため安定したレベルで製品を製造でき、ヒューマンエラーによる品質事故を減少させることもできるでしょう。
人件費を削減できるのも縫製工場を自動化するメリットの一つです。これまで人が行っていた作業を自動化すれば、工程担当者を減らせるだけでなく、人材育成にかかる費用も削減できます。工場の規模と比例して人件費が減っていくでしょう。そして、自動化する工程を一つに絞らず、搬送や検査、縫製など、多岐にわたり導入できるようになればさらにコストダウンを目指すことが可能です。
なお、自動化すると人員を管理する手間も省かれるため、生産現場以外でもメリットを得られます。コストの削減は長期に渡り課題となる問題ですが、自動化は長期に渡りコストダウンを図れるのが特徴的。長い目で見ても導入を検討して損はないでしょう。