人手不足などの縫製工場の危機を救う救世主となるのが縫製機械の自動化です。本サイトでは、縫製工場用の機械別におすすめのメーカーや機械を導入する前に知っておきたい基礎知識などを紹介しています。
縫製工場向けの自動化機械にはさまざまなものがあります。どんな機械で、どんな作業を自動化できるのか分かりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
引用元:株式会社イツミ(https://itsumi.jp/product_sewing.html#top1)
生地をリラックスさせる縮絨作業を自動化できるのが「縮絨機」。
機械の特徴や導入で改善できることにくわえ、おすすめの縮絨機メーカー4社をご紹介。
各メーカーについて、扱う縮絨機数、特徴、代表的な縮絨機などをまとめています。
引用元:株式会社イツミ(https://itsumi.jp/product_sewing.html#top2)
縫製前の主要部を補強する作業を自動化できる「接着機」を扱っているおすすめのメーカーを4社厳選し、各メーカーの特徴やおすすめの接着機、会社概要などをご紹介。
また、接着機の導入によって改善できる点などもまとめています。
引用元:株式会社イツミ(https://itsumi.jp/product_sewing.html#top3)
生産工程の最終段階で行われる仕上げのプレス(アイロン)作業を自動化できる「仕上げプレス機」についてご紹介。
機械の特徴のほか、おすすめの取り扱いメーカー3社も厳選し、情報をまとめています。
引用元:株式会社イツミ(https://itsumi.jp/product_sewing.html#top8)
熱と圧力を同時に加えてさまざまな種類の素材にフルカラーでのプリントを可能にする「熱転写機」。
機械の概要や特徴、機械を導入することで改善できる点などをまとめています。
また、熱転写機を取り扱っているメーカー3選や、自社に合った機器を選ぶポイントもご紹介。
引用元:株式会社ハシマ(https://www.hashima.co.jp/j/products/product0093.html?c=204010)
発色が良くインクのヒビ割れもない昇華転写プリントを実現する「昇華転写機」。機械の特徴や機械の導入によって改善できることなどをまとめています。
また、昇華転写機を取り扱っているメーカーもご紹介。各社の特徴や代表的な昇華転写機がチェックできます。
引用元:アサヒ繊維機械工業株式会社(https://www.asahi-jr.co.jp/products/mid/agm_355.html)
パーツ段階で行うプレス(アイロン)を自動化できる「中間プレス機」。
この機械の概要や特徴、自動化できる作業内容などをまとめました。
また、中間プレス機を扱っているメーカーもご紹介しています。
引用元:株式会社イツミ(https://itsumi.jp/product_sewing.html#top6)
シャツのプレス作業を自動化する「シャツプレス機」について情報をまとめました。
取り扱いメーカー一覧のほか、機械の概要や特徴、また導入することによって自動化できる作業や改善が期待できる点などを紹介しています。
引用元:アサヒ繊維機械工業株式会社(https://www.asahi-jr.co.jp/products/sir/agm_151w.html)
折り目やプリーツを形状記憶させる加工を自動化できる「シロセット加工機」について情報をまとめました。
導入によって改善することにくわえ、シロセット加工機を取り扱っている主なメーカーも挙げ、各社の特徴や代表的なシロセット加工機を紹介しています。
引用元:株式会社ハシマ(http://www.hashima.co.jp/j/products/product0153.html)
引用元:株式会社エヌシーエー(http://www.nca-mfg.co.jp/category05)
反物の不良品チェックを自動化する「検反機」。
この機械の特徴や、自動化できる具体的な作業内容、導入することによって得られるメリットなどについてまとめているほか、検反機を扱うメーカーも紹介しています。
引用元:株式会社川上製作所(https://www.kawakami-jp.com/index.php?mode=product&no=15)
重要な工程である生地の延反作業を自動化できる「延反機」。
この機械の主な特徴や、自動化できる作業の詳細にくわえ、導入によって改善できることや、取り扱っているメーカーの一覧なども紹介しています。
引用元:JUKI株式会社(https://www.juki.co.jp/products/industrial/)
“縫製機械を自動化すること”は、その縫製工場を“倒産や合併の危機から救うこと”にもつながります。なぜ、縫製機械の自動化が、工場を救うことになるのでしょうか…?
その理由は、以下で紹介していく3つのメリットにあります。
縫製機械を導入することで、その機械が作業を行う分の人手が要らなくなります。
「慢性的に人出が足りていない…」「求人をかけてもなかなか良い人材が集まらない…」「人材の育成がなかなか思うようにできない…」といった縫製工場には、非常に大きなメリットとなる点でしょう。
縫製機械に作業を担当させることで、作業の品質を一定化・安定化させることができます。
人間の手で作業を行う場合、当然ながらミスが生じてしまうこともあります。
また、作業者の経験や技術力によって、製品の品質に差が出てしまうこともあるでしょう。縫製機械の導入は、こうしたことを防ぐのにも役立ちます。
1つめに紹介した「人手不足の解消につながる」というメリットは、人件費の削減にもつながります。
縫製機械が人に代わって作業をしてくれることで不要になった人手の分の人件費をカットすることが可能。
人手が足りない縫製工場にはもちろんのこと、コストカットを図りたいと考えている縫製工場にも大きなメリットをもたらしてくれます。
縫製工場における縫製工程を自動化するのは、難しいと考えられがちです。たしかに、全工程を自動化するのは難易度が高いかもしれません。
しかし、縫製工程には、「検反」「延反」「裁断」「縫製」「プレス」など、さまざまな作業があります。
これらのうち、対応可能な部分のみ機械を自動化するだけでも、上で紹介したようなメリットは十分に得られるはずです。
難しいと諦めてしまう前に、上記メリットを踏まえ、できる部分だけでも自動化を検討してみることをおすすめします。
「縫製工場の機械自動化を考えているけれどどんな機器を選んだらいいか分からない…」という方も多いでしょう。
縫製機器選びで失敗しないためには、商社に頼むのではなく、“自分の目で見て確かめる”ことが大切。
自社の工場について一番よく分かっている自分の目で、その機器の特性や導入メリットをしっかりと確かめ、自社との相性を見極めてください。
自社に合った縫製機械を選ぶには、メーカーの「生産体制」「技術力」「保証力」「扱う種類の豊富さ」に注目することが大事。
それぞれのポイントについて、なぜ選ぶ際に注目すべきなのか、具体的にどんな点に着目したらよいのかなどを解説しています。
ここでは、実際に縫製機械を導入した縫製工場の導入事例をいくつか紹介しています。
各事例について、導入した機械や使用用途、導入した理由、導入したことで改善された点などをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
ひとくちに縫製工場といっても、扱っている製品はさまざまです。そこで、取り扱っている製品別(Tシャツ/ニット/インナーウェア/エアバッグ/スーツ)に、おすすめの縫製自動化機械を紹介します。
人手不足のところが多いなどといったTシャツ工場の現状のほか、Tシャツ工場におすすめの自動化機械もご紹介しています。
さらに、おすすめの自動化機械に対応可能なメーカーもまとめました。
数が減少しているなどニット工場の現状にくわえ、ニット工場へ導入するのにおすすめの自動化機械を紹介しています。
また、ニット工場におすすめの自動化機械に対応可能なメーカーも一覧にしました。
技術力にムラが生じやすいなど、インナーウェア工場の現状を解説。
インナーウェア工場におすすめの自動化機械も紹介しています。
また、おすすめの自動化機械に対応しているメーカーもまとめています。
縫合部の強度を増す必要があるなど、エアバッグ工場の現状を紹介しています。
また、エアバッグ工場に導入するのにおすすめな自動化機械や、対応可能なメーカーについても調べてまとめました。
現在のスーツ工場の現状をリサーチ。
スーツ工場で自動化できる機械や、対応可能なメーカーを調べて紹介しています。
ここでは、2021年7月8日時点で、日本縫製機械工業会に登録されていた取扱品目分類が「縫製関連機器」とあった企業10社と、Googleにて「縫製工場用機械」で検索して上位だった5社を合わせた計15社をリサーチ。
各社について、会社の特徴や対応している縫製機器の種類、おすすめの縫製機器、サポート体制などを調査してまとめています。
参照元:一般社団法人 日本縫製機械工業会公式HP(https://jasma.or.jp/kaiin.html)
引用元:公式HP
https://itsumi.jp/
国内にある自社内製工場で、品質重視の製品製造を行っている会社です。
自社管理体制により、小ロット注文への対応や充実したアフターサービスも実現しています。
熱制御&蒸気制御の技術により、高精度な製品づくりを行っています。
引用元:公式HP
https://ace-industry.co.jp/
国内外のブランドから衣類縫製・生産を託されてきた実績を持つエース。
職人の技術を活かしたさまざまな事業を展開しており、国産にこだわったオリジナル製品の開発・販売も行っています。
引用元:公式HP
http://www.nca-mfg.co.jp/
縫製用準備機械を幅広くラインナップしている会社です。
上海やバンコクにも事務所を設け、海外進出するお客様もしっかりサポート。
また、万が一のトラブルが生じた際のスピーディーな対応を重視しているのも特徴です。
引用元:公式HP
https://www.kawakami-jp.com/index.php
「カスタムメイド(個対応)」というモットーを掲げている川上製作所。
多彩なニーズにもしっかりと対応するために、ベーシックな機器をカスタマイズして提案するシステムを採用しています。
引用元:公式HP
http://www.naomoto.co.jp/
1948年に創業した歴史ある会社です。創業から現在まで、スチーム技術を活かした製品の製造を手掛けてきました。
縫製業界だけでなく美容や食品、医療といった幅広い分野に提案を行っています。1996年には、上海にも進出。
引用元:公式HP
http://www.namx.co.jp/
自動裁断機をメインに製品を展開しているナムックス。
フィルムも敷紙も不要でゴミが出ない、環境にやさしい裁断機を提供しているのも注目のポイントです。
引用元:公式HP
http://www.hashima.co.jp/
自社ブランドの縫製関連機器を製造しているハシマ。創業時からミシンの卸商も手掛けています。
世界110ケ国への出荷実績があるのも注目すべき点。2014年には、ベトナムにも工場を新設しています。
引用元:公式HP
http://www.mtco-web.co.jp/index.html
名菱テクニカは、三菱電機グループの一員。各種FA・メカトロ機器に関連する製品を主に展開してきた会社です。
生産現場の課題解決に貢献すべく、“ものづくり”における総合力の向上に取り組んでいます。
引用元:公式HP
https://www.asahi-jr.co.jp/
ボンディング機や縮絨機、芯地接着機、形態安定加工機、各種仕上げプレス機などを提供。
環境に配慮した製品づくりを展開しています。また、なかでも「芯地接着機」に力を入れているのも特徴です。
引用元:公式HP
https://www.shimaseiki.co.jp/
アパレル分野にかぎらず、医療やインテリア、自動車、産業資材など、さまざまな分野に向けたサービスを展開している島精機製作所。
充実したサポート体制が用意されているのもポイントです。
引用元:公式HP
https://www.matsuyard.co.jp/
縫製自動機開発と、縫製品OEM製造を手掛けている会社。
ミシンメーカーではなく、自社のノウハウを活かした「縫製自動システム」をお客様と一緒になって開発・製造しています。
引用元:公式HP
https://www.juki.co.jp/
「ものづくり」事業をメインに手掛けてきた会社。
現在力を入れているのは、“機器とシステムを融合させたトータルソリューションの提案”です。「Withコロナ」に対応する新たな事業体制の構築を進めているのも注目のポイント。
引用元:公式HP
https://www.otn.co.jp/
それぞれのニーズに応じたアパレル関連機器の提案や、アフターメンテナンスのサービスを展開している大谷。
各種メーカーの機器を幅広く取り扱っており、自社でのオリジナル商品の製作にも対応しています。
引用元:公式HP
http://www.embclub.co.jp/
各種オーダーメイド省力機器の開発製造を実施。
特殊工業用ミシンをはじめとした縫製産業用マシンの販売や、修理サービスなども展開しています。
引用元:公式HP
https://www.tecmic.co.jp/
工業用ミシンやベッドマットレス製造装置、無溶剤系接着機器など幅広い製品を展開している松下工業。
縫製システムグループにおいては、紳士服縫製設備に特化した特殊工業用ミシンのスペシャリストを謳っています。
引用元:公式HP
https://www.brother.co.jp/product/ism/sp/dff/owner/index.aspx
ブラザーが独自の技術であるDigiFlex Feedによって針折れを防止。針が生地に挿入する際に布を送らないことで針に負担をかけず、稼働率を向上させます。
また、作業者の技術に関わらず簡単な設定作業・デジタル管理によって新人でもすぐに使用でき、誰でも安定した品質を確保できます。
引用元:公式HP
https://www.pegasus.co.jp/ja/?id=top
世界各国にネットワークを持つペガサスミシン。創業100周年以上の実績があり、環縫いミシンの専門ブランドとして独自の技術を高めてきました。
約3,500種類の製品があり、多品種小ロットに対応するためすべて自社での生産にこだわっています。ミクロン単位で精度を管理できる技術を守り、自社でメンテナンスまで行うことでより高い精度や顧客ニーズに応えています。
引用元:公式HP
https://www.kyokuto-sanki.co.jp/
自動化技術において、半導体分野や自動車分野、鉄鋼分野、建築分野など多岐にわたる分野で機械を開発・販売しているメーカーです。
裁断や裁縫。塗布などに関する技術をコア技術としており、アパレル分野における機械開発は得意中の得意。縫製装置を7種類、加工装置を9種類製作する実績を誇ります。企業ニーズに応えるコンサル力も強味の一つ。
引用元:公式HP
http://www.queenlight.co.jp/
産業用機械の中でも、特に縫製や接着分野に特化した展開を行っている企業です。1961年に創業されて以来、各種ミシンの開発に携わってきた実績とノウハウを持ちます。溶着機器は10種類、縫製機器は4種類も展開。
新しい技術も積極的に取り入れながら、無縫製加工のための機械や溶着加工機などの開発も手掛けています。
引用元:公式HP
https://lapoge.jp/
和服の縫製に特化した縫製機を開発しているメーカーです。和服の仕立て事業を展開している実績から、和服やカーテンの縫製に強みを持っており、和服の縫製技術のシステム化に成功しています。
自動で和服を仕立てられる縫製機を展開した他、着物の仕立てやリメイクも行っています。絹の風合いを引き立たせながらの縫製を実現。
引用元:公式HP
http://kyoto-me.co.jp/
国内外を問わず、多くの企業で導入された実績を持つ産業用機械のプロフェッショナル集団です。メインとしてシート状製品の生産工程を得意分野としており、1972年に蛇行修正制御装置を開発して以来、技術に磨きをかけています。
「シンプルさ」を最も大切にし、無理な力を与えず精度の高い構造を実現しながら柔軟な機能性も充実させています。
引用元:公式HP
http://www.sew-whatever.com/main/main2.html
地元のアパレル産業をルーツとして、建設系の器具機械や特殊アタッチメントの開発、工業用刺繍システムなどを開発してきたメーカーです。扱いが難しいとされるのぼり加工ミシンも取り扱っており、極厚物系のミシンからテントシートサイン向けまで多彩なニーズを網羅。糸調子も様々用意され、既製品と交換して納入することも可能です。
引用元:公式HP
https://www.suprena.co.jp/
「裁断機のお医者さん」をモットーとする、高い専門性を持つメーカーです。裁断機をはじめ超音波ミシンなど、多種多様な縫製機器を取り扱っており、特に裁断機については材質の厚さや硬さに着目した繊細なラインナップを誇ります。
サプリナは縫製機器のオーダーメイド製作にも対応していることで知られており、事前に丁寧に打ち合わせをした上で、どんなニッチなニーズにもぴたりと寄り添う製品を提案・提供しています。梱包機や羽毛吹込み機などの縫製工場自動化に役立つ様々な展開で、航空機業界や自動車業界、生活資材、寝具・衣類業界など、多岐にわたるクライアントを持ちます。
引用元:公式HP
https://www.ohtani.co.jp/
グローバルな観点から縫製機器の製作と提供に取り組んでいるモノづくりのプロフェッショナル集団です。世界各国で展開されている様々な縫製業界のノウハウと情報を蓄積することで、世界レベルでも通用する良質な縫製機器を取り扱っています。中でもバッグや靴づくりで高い実力を誇るイタリアの技術力にも着目し、ブランドメーカーのような魅力的なモノづくりを実現しています。
グローバルな情報だけではなく、長年のノウハウを活用した技術力にも着目しているのがオオタニの特徴。ITを駆使して蓄積されたデータにより、デザイン・企画の段階から機能性と実用性を兼ね備えた機器を提供しています。
様々な工業用ミシンの開発・製造を行ってきた老舗の縫製機械メーカー。複数の「日本初」「世界初」とされる技術を持った工業用ミシンを開発してきた実績を持つ、産業アパレルへの高い貢献力を持っています。
1972年から新機構・新機能を持つ工業用ミシンを開発しながら、編み機と連携した縫製機器や関連輸入特殊機器も取り扱うなど、幅広い対応力が強み。厳しい品質管理のもとで開発された縫製機器類は、安全性と質の高さを維持しながら、衣料品生産現場での低コスト化と高効率化を実現させます。異なる素材の厚みにも対応できるミシンなどを展開。
多岐にわたる方法で工業用ミシンを提供している会社です。大手メーカーの新品工業用ミシンだけではなく、国内外を問わないメーカーの中古品ミシンまで多種多様の取り扱いが特徴。状態を問わず、どんなミシンでも万全のメンテナンスを行った上で展開しています。
日本発の「突き合わせ技法」と呼ばれる技術を開発した実績を持ち、まったく凹凸感のない、滑らかで触り心地の良い仕上がりを実現しています。インナーやスポーツウェアをはじめ、各種様々な用途・素材の衣料品作成に活用できます。突き合わせ技法の技術をファスナーの縫い上げに転用したミシンも展開中。