ここでは、スーツ工場の設備に特化した機械を提供する松下工業について紹介します。縫製工場を自動化できる機械の導入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
松下工業はスーツ縫製工場設備へ向けて、各種機械を納入して60年以上の実績があります(2021年8月調査時点)。特殊工業用ミシン、延反機、裁断、縫製、仕上げプレスまでトータルライン製品を提案しており、スーツ工場に必要な設備は松下工業ですべて揃えることが可能です。高級ジャケットやコートの衿刺繍ができる製品の販売サポートも行っています。
松下工業では工業用ミシンの自社ブランドであるTECMICを中心に、その他の機器に関しては日本製を中心とした他メーカー製品も多数取り扱っています。
また工業用ミシンメーカーであるドイツのSTROBEL社の代理店も行っています。スーツ工場に特化した松下工業において、全自動襟刺繍機を扱っているSTROBEL社は良きパートナーでもあるようです。
松下工業では縫製システムグループの他、ベッドマシナリーグループや接着システムグループ、産業資材グループと全4つのグループにおいて機械の製造開発を行っています。特にベッドマシナリーでは日本で70年間作り続けてきた歴史(2021年8月調査時点)があり、現在もMADE IN JAPAN品質を世界中に提供しています。ポケットスプリング製造の技術は世界でも貴重なようです。
高級ジャケットやコートなどの自動衿刺し用モデル。1日600〜1050着の生産が可能です。
松下工業は大阪にある本社に加え、同じく大阪にTECMICラボセンターを完備。具体的なサポート内容は明記されていませんが、TECMIC製品の安定供給化を図るための工場としての機能を持っているようです。その他、長崎や上海にも工場を配置しています。